この記事はNintendo Switchに1セット必ず付属している「Joy-Con (L)/(R)」をスマブラのコントローラーとして使用した際のレビューになります。
Joy-Con いいとこ わるいとこ
いいところ
・Switch本体付属
・軽い
・スティックの位置が低い
・L側にもボタンがふたつ
・右側のボタンの大きさが均一で菱形配置
・1セットでふたりプレイ可能
・修理が簡単
わるいところ
・スティックのハーフ入力が困難
・斜め入力用の八角ガイドが無い
・最大Y入力値が低くふっとびずらしで不利
・混線による接続飛び
・オフでの同期に手間取る
・分離するとボタンが少ない
・スティックの耐久性が低い
・自己修理のリスク
・新品値段高い
どちらともとれる
・サイズが小さい
操作性
もともとスマブラSPは有線ホリパッドでプレイするつもりだったんですが、デカすぎて握れず仕方なく手近なジョイコンを頼った次第です。サイズに関しては人によりけりでしょうが、自分は手が小さいのでしっくりきました。ホリさんは現在検証担当として頑張ってもらっています。
前作では3DSを中心に活動していたのでGCコンのボタン配置に馴染みが無く、スタンダードな菱形ボタン配置のコントローラーに拘っていたのもあります。LRがボタン式で深押しせずに済むのは助かります。
スティックも小型で皿の位置が低く、最低限の力ではじき入力できます。跳ね戻りもまず発生しません。はじきやすい反面、ハーフ入力が困難なので歩きと反転ははじきジャンプオフの斜め上入力、強攻撃はCステ攻撃で解決しました。横強のシフト入力も使い込みで克服できる問題でしょう。他機種よりふっとび緩和において不利とのことですが、実感したことはないです。手元のホリパッド、PDPコンとルキナの横スマで比較したところ差はありませんでした。GCコンと比較するとまた違ってくるのかもしれませんが。
振動機能は行動によって振動の仕方が変わるので状況判断に重宝しました。ただ、相打ちで振動の処理が重なると接続が飛ぶことが多かった気がします。検証窓wikiの検証結果を見るに反応速度にも影響が出ているかもしれません。
耐久性
スティックに関しては、半田付けの技術が無くともY字、精密ドライバーがあればAmazonに出回っている互換品と交換できるので修理自体は簡単ですが、そもそも自力での修理が前提になる耐久性が問題です。初期不良の純正品を皮切りに、この一年間、スティックがヘタれるたびに任天堂に送っていたらプレイを二ヶ月間諦めることになり、修理代で初期型プロコンがふたつ買えます。もっといえば、プロコンではなく新作タイトルを二本買った方が間違いなく幸福度は高いでしょう。自分は一度折れてFE風花雪月に浸かりました。
その互換品も酷使すると一ヶ月立たずにスティックに癖がつく、更にはスティックの皿部分の固定が外れグルグルと回転し始めたり、安価な互換品は激しい操作に耐えられず、樹脂製のネジ留めが破損します。修理の過程でL側のケーブル、バネをダメにして互換品に置き換えています。
新型モデルとの触れ込みのあった互換スティックのラストストックも、使い込むにつれてスティックが左によれる癖がついていたので、構造が過酷なスマブラの操作に耐えられるようにできていないのでしょう。プロコンともども、機能を積めるだけ積んだしわ寄せがスティックに来ているのでしょうか...。Twitterの検索欄にジョイコンと入力すると動作不良に悩むユーザーの声が溢れてきます。海外ではリコール運動にまで発展しているそうです。
手前の純正以外はネジ留めが欠けてしまった。純正含め半数はスティックの皿が回ってしまう。
オフとJoy-Con
混線問題を懸念して大規模大会に出ることはなかったのですが、地方の中規模対戦会に一度参加しました。その時起こった問題がひとつ。
「Joy-Conでの本体同期がオフ会側で想定されていなかった」
本体に繋がれている別のコントローラーにホームボタンがないと同期画面に移れません。プロコンは持参した有線による同期が可能ですが、ジョイコンにはそれができず、オフのSwitch本体は盗難対策で厳重に密封されており本体付属のジョイコンは操作できませんでした。
対応策は別に有線コントローラーを持ち込んでホーム画面に移ることです。その日はスタッフさんの仲介もあり、同じ問題に直面していたジョイコンプレイヤーにご助力をいただきました。ありがとうございます。
同期を切るのは楽といえば楽です。持ち込んだSwitchに差し込めば解決するので。
参考
スマブラSPECIAL 検証wiki 無線コントローラーの登録
https://w.atwiki.jp/smashsp_kensyou/pages/119.html#id_ee2a4e17
おわりに
この間、TwitterでJoy-Con最強プレイヤーを目指されている方にフォローしていただけたのですが、自分がJoy-Conと惨たらしく殴り合うツイートを見て現実を知ってしまったのか、しばらくして当たり障りのない自己紹介に変わり、別のコントローラーに転向していきました。茨道に巻き込まずに済んでホッとしています。
とてもじゃないですが、人には勧められません。Joy-Con。紙耐久なスティックのケアができたとしても、混線で操作が飛んでしまうことだけはどうにもならないので。GCコンとは疎遠で、プロコンはスティックをニュートラルに戻す際に入力にブレが生じるので、自分としてはジョイコンの操作感で耐久性と接続が安定したものがあればそれがベストなのですが...。ともあれ、新しいコントローラーまでの繋ぎをこなしてくれたことには感謝しています。
それからPDP製の有線コントローラーを使用していましたが、紆余曲折あってホリパッドミニに落ち着きました。自分でも要望を出していた待望のミニホリコンだったので愛用しています。
PDP Rock Candy
小型で軽量。応答速度はGCコンに匹敵。追加機能は無いが安価でカラー豊富。
欠点はプロコン系特有の跳ね戻り、スティック表面が滑る、十字キーの精度が低い。
ZL、ZRは押しやすすぎて誤操作が気になる所。鍛錬あるのみか。
追記:ネジがとてつもなくかたい(個体差あり?)ので分解お手入れが大変。
欠点はプロコン系特有の跳ね戻り、スティック表面が滑る、十字キーの精度が低い。
ZL、ZRは押しやすすぎて誤操作が気になる所。鍛錬あるのみか。
追記:ネジがとてつもなくかたい(個体差あり?)ので分解お手入れが大変。
要電動ドライバー。
新戦力のホリパッドミニ。連射機能付きで応答速度はPDPと五分。
PDPの懸念点だったLRの操作感が良く、スティック表面に滑り止め付き。
スティックの跳ね戻りも気にならない。何より日本円で買えるのがありがたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿